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■「ハリー・ポッター史」の時間■ 「ダーズリー家の災難」編(1)

既刊の「ハリー・ポッター」4作を、1つのテーマからレビューするコーナー。今回は「ダーズリー家の人々が、ハリーとかかわり合いになったせいでどんな災難に遭ってきたか?」を見てみましょう。さて、まずはダーズリー一家のプロフィールのおさらいです。

●バーノン・ダーズリー:ハリーのおじさん。ずんぐりした、肉づきのよい体型で、首はほとんどない。巨大な口ひげがチャームポイント。穴開けドリルを製造している会社、グラニングズ社の社長。自分の一家が「まとも」なことが誇り。
ペチュニア・ダーズリー:ハリーの母リリーの妹で、ハリーにとっては叔母にあたる。金髪で、やせており、顔は馬のように長く、首も長い。ご近所のうわさ話と詮索が大好き。自分の姉とその夫、そしてその息子ハリーを毛嫌いしている。
●ダドリー・ダーズリー:ハリーのいとこ。ペチュニアの金髪と、バーノンの太った体型を受け継いだ一人息子で、夫妻に溺愛されている。ハリーと同い年。ウソ泣き、わがまま、イジメが得意だが、頭の回転は速くない。
●マージ・ダーズリー:3作目に登場した、バーノンの妹。体型はバーノンそっくり。田舎で、ブルドッグのブリーダーをしている。ハリーに対してあれこれイヤミを言うのが趣味。
クリストファー・ベルトン著『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』によると、ダーズリー家の「ダー」という発音は、「Duh」=「愚か、まぬけ、了見がせまい」という単語に通じるのだとか。