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■「ハリー・ポッター史」の時間■ 「ダーズリー家の災難」編(2)

さて、善良なる隣人ダーズリー一家が、厄介者ハリー・ポッターのせいで巻き込まれたトラブルを、あらためて確認しましょう。あくまで「ダーズリー家の側から見た」事実ですので、実際に起こったこととは若干異なる場合がありますが、あしからず。(原作における描写を出典にしています)

  • 1作目:

▼ダドリーと友人が動物園でニシキヘビを見ている最中に突然、檻のガラスが消え、恐ろしい思いをした。ニシキヘビは檻から逃げ出し、ダドリーはヘビに足を食いちぎられそうになった。
▼どこからかやってくる大量のハリー宛の手紙のせいで、家を出て逃避行をするはめに。ダドリーはその間、コンピュータ・ゲームをすることも大好きなテレビ番組を見ることもできなかった。
▼一家は孤島のボロ家まで逃げて来るが、そこでヒゲもじゃの大男に襲われた。男とバーノンは、ハリーの今後の教育について口論になり、かんしゃくを起こした男は、ダドリーのお尻に豚の尻尾を生やした。(尻尾は、後でロンドンの病院で取ってもらった)
◎災難度→★★★★★(手紙をすぐにハリーに渡せば、こんなことにはならなかったでしょうから、自業自得なんですが)
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  • 2作目:

▼大量の穴開けドリルを注文してくれるはずの大口の商談相手、メイソン夫妻との夕食の最中、2階の部屋にいたハリーがうるさい音をたて、いい雰囲気をぶちこわした。
▼メイソン夫妻のためにペチュニアが作った、山盛りのホイップクリームとスミレの砂糖漬けを、ハリーが床にぶちまけて台無しにした。
▼さらに、ハリーに関係あるらしいふくろうがどこからか襲来し、メイソン夫人に襲いかかった。メイソン夫人は鳥嫌いだったため、半狂乱に。メイソン氏も激怒し、商談は不成立となった。これにより、グラニングズ社は大打撃を受けた。
◎災難度→★★★★★(実は最初の2つは、屋敷しもべ妖精ドビーのしわざ。ふくろうも、手紙を届けに来ただけです)
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  • 3作目:

▼マージの滞在中、ハリーの亡き両親に対して意見を言ったマージが持っていたワイングラスが爆発。
▼マージの滞在最後の夜、同じようにハリーの両親について意見を言ったマージが風船のように大きくふくらみ、宙に浮いた。
▼それをなんとかしようとしたバーノンは、マージの飼い犬に噛まれて血まみれに。
◎災難度→★★★(客観的に見て、マージおばさんがハリーの両親について言ったことはちょっとひどいですよね。バーノンおじさんの流血沙汰はかわいそうですが、ハリーのせいではないし…)
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  • 4作目:

▼学校の養護の先生がダドリーの太り過ぎを指摘し、ダドリーに食事制限が施されることに。家族もそれにつき合うことになったため、食事が極端に少なくなり、暗い雰囲気に包まれた。
▼ハリーの友人ロンの母親が、切手を封筒一杯に貼った奇妙な手紙を送って来たため、郵便配達人に好奇の目で見られた。
▼ロンの家族が来訪。なんと彼らは常識はずれにも、暖炉の中から現れた。しかしダーズリー家の暖炉は塞がれていたため、彼らは暖炉を爆破して脱出。居間は埃とレンガのかけらまみれに。
▼ロンの家族の、双子の片方が落としたヌガーを、ダドリーが空腹に耐えきれずに拾って食べたために、舌が1メートル以上も伸びた。その場は大混乱に。
◎災難度→★★★★(ダドリーの食事制限は、むしろいいことですね。暖炉の爆破やダドリーの舌の一件は驚いたでしょうけど。ちなみに後始末はロンのお父さんがやってくれたようです)
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…とまあ、いろんなひどい目に遭いながら、それでもやっぱりハリーの面倒を見続けているダーズリー家は実はエラいのでは?それとも何か理由があるのでしょうか…。そして、ダーズリー家の次なる災難は? 5作目はそんなところにも注目して読んでみてはいかがでしょう。
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