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母の面会9月

昨日の日曜日は、母の面会に行って来ました。今回は主人と二人で。

命の危機を感じるほどの暑さもようやく収まって来たようですが、東京の昨日の気温は26度でしたが、実家の方は28度で、東京よりも暑かったです。日陰で風を感じると涼しいのですが、陽に当たるとジリジリした暑さ。

面会前に、お彼岸なのでお墓参りに行ったのですが、日光を遮るもののない墓地は墓石が熱くなっているので、まだまだ過酷な暑さでした。

前日、母の面会に来た弟や姪達がお墓参りにも来たようで、お墓が綺麗になっていた為、簡単にお参りをしただけでしたが、それでもめちゃくちゃ暑かった。ちなみに、お彼岸のお墓参りがこんなに暑かった記憶はないですね。

お墓参りを終え、タクシーを呼んで施設に向かおうとしたら、なんと!タクシーが出払っていて1台もないとのこと。そういえば、駅前にもタクシーが1台もなかった。お彼岸だから?とはいえ、まさかタクシーが頼めないとは思ってもいませんでした。

50分くらい待てば何とかと言うのですが、それでも頼まないわけにはいかないので、お寺で待つこときっかり50分。施設に電話をして理由を話し、遅れること30分。逆に30分くらいで済んでホッとしました。

町にはタクシー会社が2社ありますが、そのうち1社は日曜日は休みなのです。路線バスはあるけれど、施設があるあたりには行かないので、タクシーがないとどうにもならない。全国で問題になっている運転手不足、それが故郷の町にまで。これは田舎町では深刻です。車がないとどこにも行けませんから。

実は町には、路線バスとは別に全国初の自動運転バスが走っているのですが、これも母がいる施設の方には行かないので、全く役に立ちません。

というわけで、さんざん焦りまくりましたが、お寺の静寂の中で、木陰で風に吹かれながらタクシーを待ったひと時は、騒音ばかりの毎日の中で、ちょっとした休息になりました。

さて、肝心の母は元気そうでした。私の事はすぐ分かりましたが、主人は久しぶりだったのでやはり分かりませんでした。マスクにフェイスシールド、間にビニールシートもあるので、分からないのも仕方がありません。前日面会に来た、姪やひ孫(姪の子供)の事も覚えてはいませんでした。

しかし、会っても無駄とは思いません。以前にも書きましたが、ひなたクリニックの田代先生が仰っていた「出来事の記憶は残らないが感情は残る」という事がずっと頭にあり、その時に嬉しいと思ったり、喜んでくれたりしたらそれでいいのだと思うようになりました。

帰りには550円の贅沢をして、初めて特急に乗ってみました。いつも急行で十分事足りているし、特急で1区間だと時間もさほど変わらないのですが、駅に特急が止まるなら、ちょっと乗ってみようかとなり初体験。なんとなく旅行気分になり、座席も楽ちんでした。550円の贅沢も、たまにはいいなと。

夜はだいぶ涼しくなりましたね。急に秋になった感じ。次回行く時には、上着が必要になるでしょう。もう10月ですものね。母にも秋冬物を用意しなければなりません。

※写真は故郷の町の草花。土手など、以前はススキが生えていたところにはセイバンモロコシ?がはびこり、ススキが全く見当たらない。とある片隅で、やっとススキを見つけました。以前は一面のススキ野原がありましたが、昨日見れたのはここだけ。