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ツブヤキニッキ

幕末に手を出す

芦川淳一さんの時代小説を読んだのをきっかけに、池波正太郎の『鬼平犯科帳』にはまり、それまで興味のなかった日本の歴史にも興味が湧き、江戸時代や戦国時代の本も読むようになりました。


ほとんど知識のなかった事柄というのは、この歳になってもスポンジのように知識が吸収されるんですね。自分でも驚くくらい、面白いように吸収します。


人間の最も満足度の高い欲は《知識欲》だと言われています。本を読んだり、疑問に思う事を調べたりするうちに、どんどん知識が増えていくのが面白く、もっと知りたいと思うまでになりました。


小説を読んでいるので、歴史を勉強するというような大それたものではないし、当時の物語を通じて歴史の一端を知るといった程度ではありますが、今度は江戸時代よりもさらに興味のなかった幕末の話を読んでみようと。


鬼平犯科帳』を読み始めた時、主人に「遂に池波正太郎にまで手を出したか」と言われましたが、今度は幕末に手を出します。


新撰組とか坂本竜馬とか、名前くらいは知っていますが、戦国時代や江戸時代のようにお殿様がいて家来がいるというシンプルな時代に比べ、幕末はなんだかややこしい感じ。


しかし、池波正太郎の『幕末新撰組』が、幕末を理解するのにとても分かりやすいというレビューを見て、だったら読んでみようかなと。


これは池波正太郎だからというのもあります。『鬼平犯科帳』『真田太平記』の他にも何冊か読んだ後、本来なら代表作の『藤枝梅安』とか『剣客商売』にいくのが普通だろうと思いますが、今はどちらも読む気にならないので、他の本を物色していたところ『幕末新撰組』が目に止まり、この際、幕末に行ってみようかと購入した次第。


幕府側の新撰組を読むなら、対する倒幕側の話も読んだ方がいいよと主人に言われ、確かに両方読まないと片手落ちだなと思い、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』でも読もうかと。


こちらは全8巻の長編ですが、なんとマーケットプレイスで8巻セットで¥489という破格の値段で出ており、送料を入れても¥1000もしないので、即決。文庫ですが、新装版ではないので文字が小さいのは、この値段では文句は言えません。


というわけで、先日書いたダニエル・スティールの本を読み終えたら、早速幕末にタイムワープしたいと思います。