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ツブヤキニッキ

ひな祭り

今日はひな祭り。桃の節句ですね。
だからといって、もう「女の子」でもないので、特に何もなく。いつもと変わらず。

お雛様は、何年か前に山野勝さんの「坂道の会」で、途中の神社に飾ってあった立派なお雛様を見て以来、見ていないかなあ?自分のお雛様は、実家の解体と共になくなってしまったし。

うちはお雛様をしまうのがいつも遅かったので、お嫁に行けなくなっちゃうよと嘆いていたのですが、そんな時に父が「行かなくていい」とポツリと言ったのを思い出します。父の本音が出た一瞬でした。もしかして、わざとしまわなかったとか?

ひな祭りの記憶というと、よく思い出すのは「春の匂い」です。まだまだ寒い中でも(昔はもっと寒かったし)、3月3日になると、土や大気や太陽の光から、はっきりと春の匂いを感じていました。東京では感じた事のない「季節の匂い」です。

田舎では夏も秋も冬も、それぞれ独特の匂いがありますが、東京ではそれが一切感じられないのが寂しいですね。

以前は、そんな春の匂いを感じるとわくわくして嬉しかったものですが、今はもうそんな事もなく…。とはいえ、故郷に帰った時にたまたま春の匂いがすると、子どもの頃が思い出されて懐かしい気持ちになります。