新国立競技場。
今回は1階と2階の指定席が秒で売れてしまって入手できなかった為、3階の自由席で観たのだけれど(1階はそもそも傾斜が緩やかなので観づらいらしいけど)、エスカレーターがあると聞いていたのに、有無を言わさず階段を昇らされ(通常の3階分の階段とは思えない段数!)、混雑しているため止まることもペースを落とすこともできず、翌日筋肉痛になりました。
そして噂では聞いていたけれど、座席の前後がとにかく狭い!以前の国立競技場も狭かったから、新しく作り直す場合は、もう少し広くするんだろうなと思っていたのに、列と列の間が以前より狭い。ただ座っているだけならともかく、そこを人が行き来するのは必然なのに。
しかもドリンクホルダーが足元にあるので、行き来する人が蹴飛ばしてこぼす確率が高い。かといって、狭いから蹴飛ばされるのは避けようがないし、結局蹴飛ばされるのは嫌だから、誰も使わなくなり無駄な設備になりそう。
とにかくオリンピック仕様で、詰め込めるだけ詰め込もうという感じですね。身体の大きな外国人なんかは、かなり辛いのではないかと。
さらに一列の座席数が多いから、真ん中に座ったら、出るのは至難の業。いわゆる通路とされている所にも座席があるので、何か事故や災害があった場合には逃げられないんじゃないかと心配になります。2階、3階ではグラウンドに逃げることもできないから、もう覚悟して行くしかないですね。
3階ともなれば、高さがあるから試合の動きはよく分かっていいけれど、秩父宮ラグビー場のような、肉と肉がぶつかり合う音が聞こえるほどの迫力は全く感じられません。感じられるのは、その場にいるという臨場感だけ。
トイレも超混雑するので、ハーフタイムにトイレなんか行ったら後半戦開始には間に合わないから、私はハーフタイムになる直前に行きました。飲まず食わずを決め込んで、トイレには行かないつもりでいても、ドームではないから冬はやっぱり冷えるので、どうしても行きたくなる。
それからハマスタじゃあるまいし、崎陽軒のシウマイ弁当が売っていたのにはビックリ!というか、ぎゅうぎゅう詰めの所で、シウマイ弁当の匂いなんか嗅ぎたくないと思った次第。青天井のハマスタでさえ、シウマイ弁当の匂いには閉口ものなのに。
そんなわけで、試合そのものは良かったけれど、個人的には突っ込みどころ満載という印象の新国立競技場。デザインも含め、新しい競技場に感動したというような事は一切ありませんでした。