す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

そこに山があるから

最近、主人は毎週のように高尾山に行っています。どんなに暑くても、山は気持ちがいいらしいです。

そして、弟夫婦もやはり毎週のように筑波山に登っているらしく、1週でも行かないと具合が悪くなると言うほど。筑波山は学校の遠足の定番だし、家族でも数え切れないほど行っていますが、いつもバスや車だから、自分の足で登った事はなかったと思います。

さらには富士山に何度も登っている友人もいて、なぜ、私の周りで皆が山にはまりだしたのか、全然分かりません。

私自身は平野生まれの平野育ちで(主人も弟もそうですが)、関東平野以外に住んだことがなく、旅行などで周囲を山に囲まれたような所に行くと、圧迫感を感じます。

私の中で山と言えば、故郷の筑波山と、故郷からも見える富士山と、現在の家から見える丹沢山塊の大山くらいしか意識にないのですが、筑波山も富士山も家から見えるわけでもなく、わざわざ利根川の土手にでも行かなければ見えないので、本当に山には縁のない生活をして来ました。

でも青森県弘前を訪れた際に、津軽富士と呼ばれる岩木山を見て感動して以来、岩木山が大好きになり、訪れる度に心揺さぶられています。心から好きと思える山は岩木山だけですね。

だからといって、岩木山に登ろうとは思いません。神々しい姿を眺めるだけで十分満足です。

山を登った達成感とか、山の空気の清々しさとか、分からないわけでもありませんが、そもそもアウトドア好きではないので、毎週行くほどはまるというのは、私には異次元の世界の話だなあと。

主人がはまっている高尾山も、学生時代に2、3度登っているはずですが、あまり記憶に残っていません。何度か行ったのも、付き合いで断れなかったからに他ならず、自分の意志ではなかったし。どちらかと言えば、高尾山より手前の多摩動物公園の方に行きたい口ですね。

というわけで、皆なぜ山にはまるのでしょう?やっぱりそこに山があるから?

※写真は日没の岩木山