す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

西に沈みゆく月

今朝の夜明け。西に沈みゆく月がファンタスティックでした。

この時は全然寒くなく、昼間も歩いていると汗をかくくらいだったのに、夕方近くには雨が降り出し、北風が強くなって気温がぐっと下がりました。夜はまだまだ暖房が消せません。

春は寒暖の差が激しく、気温も気圧もジェットコースター。自律神経に不調がある身には、頭痛が酷くなるのでしんどい季節です。

ところが昨今の薬不足で、前回病院に行った時には頼みの綱の頭痛薬が半月分しか貰えませんでした。これまで服用せずに済んだ時の分を大事にとっておいたのが少しあったので、今回は何とかなりましたが、次回は分かりません。

私の頭痛薬は、長い間に何種類も試して、ようやく効果のある薬を見つけたものなので、他の薬で代用がききません。もし次回もなかったら、途方に暮れます。

コロナの感染者も再び増加しているので、鎮痛解熱剤の類はそちらでも必要になるでしょう。コロナに感染するという事は、コロナの患者さんだけの問題ではないのですね。薬不足にしろ、医療逼迫にしろ、コロナ以外の患者さんにも大きな影響があります。

コロナは終わった、もうなかった事にしようという人達は、そういう事は考えもしないのでしょうが、例えばマスクをするだけでそういう事を防げるのであれば、薬や医療が必要な全ての人に影響を与えずに済むのです。

コロナをなかった事にしたい張本人達は、感染しても速やかに検査や医療に繋がり、すぐに薬も出して貰えるでしょうから、医療に繋がらず、薬もなく苦しむ庶民の辛さは、同じ目にあうまで分からないでしょうが。

自分さえ良ければという人が増えた世の中。元々そういう人は潜在的にいたと思いますが、コロナ禍でそれが浮き彫りになった気がするし、国の頭がそうであれば、国民もそうなってしまうよねと思います。

大谷翔平選手が野球ファンだけでなく、男女問わず幅広い層に人気があるのは、素直で前向きで、人の事を考えられる人間だからだと思います。

ネットでも実社会でも、ともすれば斜に構え、何事にも悪意を持って上から目線でものを言う人が増えているので、当たり前の事を当たり前に頑張るオオタニサンはとても新鮮で、不正や悪意ばかりの社会に疲れた多くの人に好感を持たれるのではないかと。そんな風に思います。