す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

満月の夜

窓から満月が見えている。冴え冴えと。

月を眺めるのは心の安らぎだったけれど、今は悲しみが募るばかり。


冥王星探査機ニューホライズンズに私の名前を乗せた時、一緒に家族の名前を乗せた。もちろん弟の名前も。だから、いつか宇宙の彼方で会おうと弟との別れの時に呟いた。


月や星を見る度にその事を想い、早すぎた弟との別れに、胸が締め付けられる。