「冷ゆることの至りて甚だしきとなれば也」
20日は大寒でした。統計的に1/26〜2/4は、日本が最も寒くなる時期です。理屈では、昼間が一番短い冬至の頃が最も寒い気がしますが、地球が冷えたり、暖まったりするのに時間がかかるので、実際の寒い、暑いの時期にズレが生じるのですね。
ところで、たまに天気予報やワイドショーなどで、今日は真冬のような寒さになったとか、冬本番の寒さになったとか、今日初めて冬になったかのような、それがすごく異常な事のように言っていることがありますが、それを聞くたびに何か腑に落ちない気分になります。
大寒と言うくらいなのだから、今は季節的には真冬でしょ?真冬なんだから、真冬の寒さになったというのは当たり前の話だよねと思います。
例えば秋口だったり、3月や4月頃に真冬の寒さになって驚いたとか、異常だと言うのは分かります。大寒を迎え、今は冬本番。まさに真冬の最中。寒くて当たり前。逆に言えば、真冬の寒さじゃないって方がおかしいと思う私なのです。
寒いのも暑いのも極端なのは嫌だし、雪の多い地方ではご苦労が絶えないと思いますが、厳しい冬の寒さがあるからこそ、春になる喜びがある。それが地球という星の日本という国の自然です。
そんなわけで、これから日本は最も寒い時期になります。くれぐれも風邪など引かれませんよう、お身体ご自愛下さい。