秋はファンタジー!と決めていることもあり、『崖の国物語』全10巻を読書中(1~7巻は再読)。4巻目まで読んで物語的にひと段落ついたところで、ずっと読みたかったコレ、読みます。カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』冒頭2章が載っていたので買ったのだけれど、それを読まないうちにすでに単行本も入手済み。とりあえずこれを読んだら、続けてイシグロの本に移行することになるでしょう。あまり触れられてはいないけれど、タヒチ出身のエドウィージ・ダンティカの作品も楽しみのひとつ。
ちなみに、GRANTAという短編集と早稲田文学という結びつきが、早稲田の青山南先生の授業を思い起こさせます。毎週原書の短編を2編読んで発表をするので、必死に勉強しました。あの頃は大変ではあったけれど、からっぽになった心の引き出しに、新しい知識がどんどん入って来ることがどれも新鮮で楽しかった。翻訳家・青山南ファンでもあったし、人生で一番充実して楽しい時期であったと言っても過言ではないかも。実はこの経験が、結果的に音楽に結びついてくるとは思いもよらず。