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ツブヤキニッキ

【1】 詩と初期短篇・評論 -本邦初訳-

詩を書く年齢は17歳から21歳までが最もふさわしい、と語ったフォークナーは、自らも27歳で詩筆を折った。20世紀文学の巨峰フォークナーの萌芽を秘めるそれら詩篇を集めた、処女詩集『大理石の牧神』と、つづく第2の詩集『緑の大枝』および、『初期の散文と詩』の全部と、『春のまぼろし』『ミシシッピ詩集』『ヘレン・ある求愛』さらに『ニュー・オールリンズ・スケッチズ』『メイデー』を加え、習作時代のフォークナーの作品を収めた。