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陪審コンサルタントとは?

陪審員の候補者は選挙人名簿などをもとに無作為に選ばれる。最初は数十人が裁判所に召集され、原告・被告双方の弁護士の意見を入れて12人の陪審員と2名の補欠が決まる。彼らがどんな信条、価値観の持ち主かを見極めることが裁判の行方を左右する。だから、陪審コンサルタントという職業が生まれる。たとえば、92年のロスで黒人に暴行した白人警官が無罪になって暴動まで起こったロドニー・キング事件や、妻の殺害容疑で有罪確実と見られていたのにあっと驚く無罪評決が出たO.J.シンプソン事件など、弁護士と陪審コンサルタントの“腕”が罪の有無を決するのがアメリカの常識。陪審コンサルタントは法廷の陰の実力者なのだ。