今日、１年８ヶ月ぶりに母に直接会う事ができました。冬物の服第二弾と、恒例の職員さん達へのマスクを届けるのもあり、また弟に送り迎えしてもらいました。
ビニールシート越しの母は、最初は誰？と分からない様子でしたが、しばらく名前を言っているうちに、私の事も弟の事も分かってくれました。やはりリモートでは無理があったんですかね。それに、お団子ヘアでは分からないかもと髪をカットしてパーマをかけたのも功を奏したかも？
娘と息子だと認識した母は「本当に？本当に？」と繰り返し、「何年ぶりだろうねぇ」と涙ぐんでいるので、母にとっては何年もの長い長い間に感じられていたのかと胸が痛みました。いきなり見ず知らずの人ばかりの環境になったのですから、わけも分からなかっただろうし、無理もありません。
本当は触れてはいけないのだけれど、思わず握ってしまった母の手が小さくなっていて、「あったかい……」とまた涙ぐむ母を見て、私も涙が。複雑な思いはあるけれど、素直に分かって貰えて嬉しいという涙。何より、母がとても喜んでくれたのが嬉しかったです。
施設に行く前にお墓参りをして、亡き父と弟に、母が私と弟を分かってくれるよう力を貸して下さいと祈っていたので、父と弟のおかげかもしれません。
しかし娘と息子と認識したらしたで、今度は別れが辛くなります。時間が来て、部屋に連れて行かれる母が何度も何度も振り返る姿に、また涙。
次回、また分かってくれるかどうかは分かりませんが、どんな状況でもその時その時を大事に思いたいです。
今日の写真は、面会が終わっての帰り道、蓮田のサービスエリアで食べた昼食。「ラーメンせたが屋」の「深谷ねぎチャーシュー麺」です。人気のラーメン屋さんらしいですが、煮干しの出汁が効いたスープはちょっと苦手。チャーシューは美味しかったですが。
ついでにサービスエリア内の生鮮売り場で、夕食用にさんま寿司を買って来ました。昨夜、不安と興奮の為か全然眠れなかったので、すっかり疲れ果ててしまい、夕食を買っておいて良かったと思った次第。
