骨折入院中に、院内感染でコロナ陽性になった義母。医師に超重症と言われるほどの状態でしたが、一時は高齢だからとトリアージまで示唆されたのに、適切な病院で適切な治療を受けた甲斐があり、完治するまでに回復しました。奇跡的に。
しかし、骨折の手術をした脚に内出血が起こり、輸血をしなければならない事態になり、その脚の治療が、コロナ治療で負担がかかった内臓にダメージとなるので、心臓がもたないかもしれないと、予断は許さない状況に陥りました。ところが、義母はこれもクリア。第二の奇跡です。
食欲も出て来て元気になったので、元いた整形外科に転院するという当日、主人が迎えに行く予定になっていましたが、病院から連絡があり、また熱が出て来たので、転院は延期するとのこと。
その1週間後、転院する為に迎えに行く予定でいたところ、再び病院から連絡があり、「またコロナ陽性になりました」との宣告。
なぜ?どういうこと?
と言葉も出ませんでした。医師によれば、肺も危ないが、コロナの治療薬の副作用で肝臓や腎臓も弱っており、尿も出なくなっているので、もうダメかもしれないから覚悟をして下さいと。
再燃ということでしょうか?完治したと喜んでいたのに、なんで?と、にわかには信じられない気持ち。最初に陽性になってから6週間ですよ。どれだけ苦しめばいいのかと、怒りさえ覚えました。
そんな状況では、もう高齢だし体力ももたないのではないかと諦めかけていたところ、しばらくしてまた病院から連絡があり、何の薬が効いているのかも分からないのだが、奇跡的にもちなおしたと。
さらに今日連絡が来て、順調に回復しているとのことで、食事も摂れるようになり、元気だと言うので、これは第三の奇跡が起こったのか!と、これまた信じられない思い。
まだ陽性なので転院はできないけれど、明後日には主人と義兄が病院まで行き、リモートで面会させて貰えるそうで、もう二度と会えないかもしれない、葬儀さえもできないかもしれないと思って沈んでいた気持ちが、一気に明るくなって来ました。主人も嬉しかったでしょう。
もちろんまだ安心はできませんが、三度の奇跡を起こした生命力の強さで、何とか乗り切って欲しいと願います。
弟のように、若くしてあっけなく亡くなる命もあれば、義母のように強く生き抜く命もある。これが、あらかじめ定められた寿命という運命なのかもしれないなと思いました。
お義母さん、すごいよ!
コロナなんかに絶対に負けないで!