す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

目からウロコ的な事柄に対する密かなそれでいてどうでもいいようなこだわり

これはfacebookにシェアした写真なのですが、極めて個人的に(紙好き、文房具好き、ボールペンコレクターといった事柄を含め)心惹かれる写真です。

普段いろいろ行き詰まると、ひたすら英文(短文ではなく長文がよい)を書き写すという作業をしたりしている私にとって、まさに自分のノートを見ているかのよう。

ただ、文字を書くインクは黒か青という既成概念に囚われていた私には、この写真は目からウロコでした。ピンクでも紫でもいいじゃないか!と。

色付きインクで書いたことがないわけではないけれど、こんな風に埋め尽くしてみたい!という衝動に駆られ、早速文房具店に走り、ピンクのインクのボールペンを数本買って来ました。ひとくちにピンクと言ってもメーカーによって微妙に違うし、この写真の色は紫とまでは言えず、紫では青に近過ぎると思ったからです。

さて、ピンクのインクでアルファベット(日本語では見た目がNGだし、意味を持ち過ぎる)をひたすら書いてノートを埋め尽くしてみると、なぜか心の一部が自由になった気がして、とても楽しくなりました。おまけとして英語の勉強にもなるし、これは素敵な事を発見!て感じ。

ただし、写真のインクはピンクでもないし、紫でもない。それにどうしてもこだわりたくて、また違う文房具店に足を運び、そこで遂に見つけました。

ピンクほど鮮やかではなく、紫ほど暗くもない。ライラック色。

今夜またライラック色で、物語を書き写してみます。他人には取るに足りない、くだらなくも些細なこだわりが満たされた時、自分だけの大事な幸せがひとつ、増えると思います。