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課題本のお知らせ

スタインベックの『エデンの東』の新訳が出版されたので、これを機会に読んでみようと思います。新訳でも旧訳でも構いません。原書でもOK。


『エデンの東(上)』ジョン・スタインベック (著), 土屋 政雄

  • 価格: ¥2,415 (税込)
  • 単行本: 397 p ; サイズ(cm): 20
  • 出版社: 早川書房 ; ASIN:4152086327 ; 新訳版 版 上 巻 (2005/04/21)

内容(「BOOK」データベースより)
美しくも厳しい大自然の営みが繰り返されるカリフォルニア州サリーナス。アダム・トラスクは、新生活を求めてこの地を訪れた。安寧な静穏を願いながらも、頑迷な父によって軍隊生活を強いられた彼は、除隊後も漫然と日々を送っていた。そんな折り、美貌の女性キャシーとめぐり合い、連れ立って新たな人生を踏み出す決意を固めるのだが…。南北戦争から第一次世界大戦までを背景に、人間に善悪、愛憎の葛藤を描く感動作。


愛妻キャシーとともにサリーナスに入植したアダムは、父の遺産で農園を買い取り、新しい"エデンの園"の建設に着手する。聡明な中国人の召使いリーや、近隣に住む純朴なアイルランド人サミュエルも協力を惜しまなかった。だが飽くなき欲望を胸に秘めたキャシーが、双子の男児を出産した直後に、恐ろしい悲劇を巻き起こす。営々と築き上げてきた楽園の崩壊を知ったアダムは、失意と絶望の淵をあてどなく彷徨うのだった。


『エデンの東(下)』ジョン・スタインベック (著), 土屋 政雄

  • 価格: ¥2,415 (税込)
  • 単行本: 493 p ; サイズ(cm): 20
  • 出版社: 早川書房 ; ASIN:4152086335 ; 新訳版 版 下 巻 (2005/04/21)

内容(「BOOK」データベースより)
自暴自棄になっていたアダムは、リーとサミュエルの真摯な心に触れ、再び自己を取り戻した。双子にアロンとカレブ(キャル)と名をつけ、立派に育て上げると誓ったのだ。その間にも時はたゆみなく流れ、いつしかサミュエルも不帰の客となっていく。唯一変わらぬものは、アダムの胸中に宿るキャシーの美しい幻影だった…。やがて多感な思春期を迎えたアロンは、愛らしい少女アブラと出会い、ほのかな慕情を抱いてゆく。


アダムは子供たちに教育を受けさせるため、サリーナスの町なかへと居を移した。アロンとアブラの仲はいっそう深まり、弟キャルの胸には孤独感がつのってゆく。そんなある日、キャルは母の消息に接して驚愕する。だが、その秘密を知ったが故に、やがて自分が兄を悲惨な運命に追いやろうとは夢想だにしなかった…。『怒りの葡萄』で知られるノーベル賞作家が、原罪からの人間解放を旧約聖書の物語に託して描く畢生の大作。