す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

ジム・シェパード

『14歳のX計画』/ジム・シェパード (著), 小竹 由美子

  • 価格: ¥1,890 (税込)
  • 単行本: 245 p ; サイズ(cm): 20
  • 出版社: 白水社 ; ASIN:4560027218 ; (2005/04)

出版社からのコメント
語り手は14歳の8年生(中学2年生)、エドウィン少年。友だち、親や教師とうまくつきあえない。学校で何回みんなが自分を無視したか、毎日ノートに表にして、X形の骨を書いている。そして何より自分自身にいらだち、それを周囲に不器用にぶつけてしまう。たった1人の親友フレイクも自尊心が高く、孤立している。反抗的に相手を挑発しては、いっそうひどくやっつけられてしまう。子どもの世界は力関係がむき出しで、弱肉強食のジャングルだ。いじめを受けつづける2人の少年は、TVやゲーム、音楽にも無関心。疎外感は深く、輪に入れない。何もできない自分たちをあおり立てるように、2人は、「X計画」にむけて気持ちを奮わせてゆく。ある日、フレイクが父親のところから持ち出したものは……。


近年、アメリカでは学校における凄惨な事件が続けて起きている。本書の主人公たちのような、ごく「普通の中学生」までもが、なぜか、惨劇の登場人物となってしまう。はたして少年の《心の闇》とは? 親子、学校関係者必読の問題作。