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このトークはリロイ・ジョーンズ著『ブルース・ピープル』(音楽之友社)刊行記念です

『ブルース・ピープル』/リロイ ジョーンズ (著), LeRoi Jones (原著), 飯野 友幸 (翻訳)

出版社/著者からの内容紹介
アメリカにおける黒人とその音楽の歴史を語る上で欠かすことのできない名著の新訳版。著者はアメリカを代表する評論家・詩人・劇作家で、ブルースの成立と発展、さらにはジャズの登場からビバップまでの成立過程を、奴隷としてアフリカから連れてこられて以来の新大陸における黒人の社会的・宗教的な地位やアメリカ社会全体の変化とともに描いている。当時の公民権運動の高まりのなかで「自己の黒人性に過激に目覚めつつある著者の意識が生々しく記録され」(訳者あとがきより)たもの。刊行から40年経ったいまもなお薄れることのない熱いメッセージにあふれている。

内容(「MARC」データベースより)
アメリカのポピュラー・ミュージック全体を支える土台と言ってもよい「ブルース」という音楽の成り立ちを、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちの歩みとともに辿った研究書。65年刊「ブルースの魂」を新たに訳出。

目次

  • 序 『ブルース・ピープル』――両方向を見すえて
  • 一 ニグロはアメリカ人にあらず――その背景
  • 二 所有物としてのニグロ
  • 三 アフリカの奴隷/アメリカの奴隷――その音楽
  • 四 アフロ・キリスト教音楽と宗教
  • 五 奴隷と奴隷解放
  • 六 初期のブルース、初期のジャズ
  • 七 クラシック・ブルース
  • 八 都市
  • 九 中産階級現わる
  • 一〇 スウィング──動詞(荒々しいもの)から名詞(こじんまりしたもの)へ
  • 十一 ブルース連続体
  • 十二 モダン・シーン