す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

【概要】

ブッシュ政権打倒を目的に制作した映画『華氏911』が大きな社会現象となり、アメリカのみならず日本でも話題の的となっているマイケル・ムーア監督。彼自身の著書も世界的ベストセラーを重ね、邦訳書も20万部を越す実績を挙げています。

8月14日の恵比寿ガーデンシネマを皮切りに、日本でも『華氏911』の公開が始まります。また、11月にはアメリカ大統領選挙の結果も明らかになるなど、今年いっぱいは「マイケル・ムーア現象」が続くと予想されます。

本書は、反マイケル・ムーアを標榜する2人の著者(+コラム執筆数名)が、ムーア監督の映画・著書・言動などをつぶさに観察し、彼の映画の演出手法や統計結果の操作などを紹介し、批判を加えてる「アンチ・ムーア本」です。加熱する「ムーア現象」に対し、第三者から見た批判を真正面に繰り広げている点が既刊書籍にない独自の視点であり、『華氏911』で盛り上がるムーア・フィーバーに一石を投じるものです。また、ムーア監督の経歴や著作が時系列で整理されているため、マイケル・ムーアの履歴書としても機能する点が、資料としても優れています。