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日本の幻獣展

川崎市市民ミュージアムの「日本の幻獣」展は、河童や天狗、人魚に鬼など各地に残された幻獣の記録を一堂に集めた。
圧巻は、河童や竜、人魚など様々な幻獣たちのミイラだ。鋭利なくちばしを持つ烏天狗、鬼退治伝説の遺品とされる鬼の頭部や手・・・。間近で見ると背中がぞくぞくしてきそうだ。じれらは今、各地の寺でご神体に祭られるなどしている。
江戸時代の瓦版や絵巻、明治時代の新聞記事では、こうした幻獣が世間をにぎわしていた。同館学芸員の湯元豪一さんは、「(多くの)幻獣の記録からは、日本人が幻獣を実在のものとみなし、畏怖の対象や宗教的意味づけをしたという精神的背景が見えるのでは」と話す。
館内を巡れば、どこかで息をひそめてこちらをじっとうかがう幻獣の気配を感じることができるかも。
●詳細はこちら─http://jet.rocket3.net/data/513genjuu/513genjuu.htm