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ツブヤキニッキ

妖怪道五十三次

ワシャワシャ、ガヤガヤ・・・、妖怪たちのにぎやかな声がいまにも聞こえてきそうだ。江戸東京たてもの園で展示中の水木しげるの「妖怪道五十三次」。歌川広重の名作「東海道五拾三次」の道中を日本の妖怪が旅をする。55枚の絵には、おなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ、妖怪の総大将「ぬらりひょん」、木の妖精「キジムナー」など約300もの不気味な妖怪が登場する。広重の複製版画と見比べるのも一興だ。
江戸時代、旅人の間には危険な旅への不安もあり、東海道にちなむ妖怪伝説が語られた。時空を超え、今に伝わるものも多い。そんな伝説を基に飛び出す水木の妖怪は、実在しそうな不思議でリアルな怖さがある。
園内の森には、「鬼太郎の家」も再現、本人やねずみ男も週末に姿を現す。建造物の影には妖怪も潜む。さあ、妖気漂う妖怪ワールドへようこそ。
●公式サイト─http://www.yokaido53.com/
●イベント情報─http://www.yokaido53.com/event.html