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ツブヤキニッキ

ファンタジー 『ボリブル―とんがり耳の冒険者たち』

『ボリブル―とんがり耳の冒険者たち』/マイケル・デ ララベッティ (著), Michael de Larrabeiti (原著), 木下 哲夫 (翻訳)

  • 価格: ¥1,890 (税込)
  • 単行本: 319 p ; サイズ(cm): 19 x 13
  • 出版社: 白水社 ; ASIN:4560047855 ; (2004/07)

出版社からのコメント
舞台は近未来、ロンドンの闇を支配する「ボリブル」という名の子どもたちがいる。親と別れ、学校にも通わず、空き家に住むが、ただの浮浪児と違うのは、耳がとがっていて、いつまでも大人にならないことだ。

ボリブルはロンドンの地区ごとに徒党を組んでいて、ふだんは仲が悪い。でも最大の敵、ゾウ鼻の怪物ネズミ「ランブル」と戦うときには、とりあえず手を結んで立ち向かう。

ボリブルは公園に侵入してきたランブルを生け捕りにしたのを機に、「大ランブル狩り」の遠征隊を組織する。ロンドンの各地区から選ばれた少年6人、少女2人の8人が、パチンコや槍の厳しい訓練を受け、想像を絶する血戦へと旅立つ……。

もともと仲の悪い者同士がなんとか打ち解け、助け合い、困難な道のりを進むが、またすぐに仲間割れをしてしまう……ボリブルを待つのは、生か死か?友情か裏切りか?激しい戦闘シーンと手に汗握るストーリー、ユーモアと現代へのシニカルな批評性が評価され、親から子へと、欧米で熱狂的な愛読者を生んでいる、超ロングセラー本だ。