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池波正太郎『真田太平記』を読む

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池波正太郎の『鬼平犯科帳』全24巻を読み終えて、何とも寂しい気持ちを抱えながら、主人に借りていた藤沢周平の作品や、積ん読だった翻訳本、ラノベなども含めてあれこれ読んでいたのだけれど、ずっと心の底で「やっぱり池波正太郎が読みたい」と思っていました。


有名どころでは『剣客商売』とか『藤枝梅安』とかありますが、今回は思い切って江戸時代を離れ『真田太平記』を読むことに。他に「鬼平外伝」と呼ばれる短編集も購入したので、戦国時代に疲れたら、たまに江戸時代に戻ろうかと。


そもそも江戸時代の藩政のゴタゴタの話は面倒くさいし、ましてや戦国時代の武将の争いの話も面倒で興味はないのだけれど、主人が「池波正太郎の真田は読んでいないから読んでみたい」と言うので、それに負けた形。たまたま全巻セットがお安くなっていたし。


というわけで『真田太平記』18巻。しばらくは戦国時代にトリップしたいと思います。

本日、義母の手術

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今日は東京でも初雪を観測。私は目にしていないけれど、何がしかは降ったようで地面が濡れていました。


一昨日、大腿骨骨折で入院した義母ですが、今日これから手術となりました。金属のボルトを入れるらしいのですが、手術成功であれば、もう明日にもリハビリを始めるとか。


高齢なので体力やら気力やら心配ですが、できるだけ早く手術をして、できるだけ早くリハビリを始めないと、立つことも出来なくなるとのこと。痛くて可哀想だと思うけれど、本人の為にも頑張ってもらうしかありません。


面会ができないので励ましてあげることもできず、一人で心細いだろうなと思うと、何とも胸が痛いです。


中には、PCR検査で陰性を証明して会いに行けばいいじゃないかとせせら笑う人もいます。しかし、そんなに簡単な事ではありません。介護施設や病院は、陰性だろうが何だろうが面会禁止です。自分さえ良ければと、自分の都合だけで動くわけにはいかない。自分が陰性でも、万一ウィルスを運んでしまったら大変な事になります。


特に医療が逼迫している状況で高齢者や病人に感染させたら、トリアージで治療も受けられないかもしれず、不幸な事になるのは容易に想像できます。それこそ総理が答えられない「仮定」の話ですが、様々な仮定をして、想像をして対処していく事こそが大事だと思います。


政府には期待できない今の日本では、全ての国民一人一人がこうしたらこうなると想像して、感染を拡大しないようによくよく考え、行動して頂きたいと願っている次第です。


それにしても、今日は寒いですね。風邪など引いて発熱しないよう、くれぐれもお気をつけて。暖かくしてお過ごし下さいますよう。

今度は義母が救急搬送

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義母が大腿骨骨折で入院。


救急車で主人が付き添って行ったところ、あらかじめ「コロナの影響で、病院で受け入れて貰えないかもしれない」と言われたそうです。幸いにも1軒目で受け入れて貰えたので、そのまま入院となり、心底ホッとしました。


分かってはいた事ですが、病院は100%面会禁止で、家族でも受付のある1階までしか入れず。というわけで、実家の母同様、義母にもしばらく会えなくなりました。


怪我が治って退院できても、これまでのような生活ができるかどうか先の事は分かりませんが、医療が逼迫している今、治療を受けられずに亡くなる方もいる中で、とにもかくにも入院でき、適切な治療を受けられる事になったのが本当にありがたかったです。


昨年12月には実家の母が救急搬送され、近隣の病院では受け入れてもらえなかったという記憶もまだ新しい中、今度は義母。また受け入れてもらえなかったらどうしようかと、こちらの寿命まで縮む思いでした。


以前にも書きましたが、普段は気付かないけれど、人の生活は医療への信頼の上に成り立っている。いざという時に命を助けて貰えると思うから、安心して生活できるのです。だから医療崩壊はけして起こしてはならないのです。


自分や家族がいつお世話になるか分かりません。その時に適切な医療を受けられないとしたら?想像するだけで恐怖です。それが今、そうなりつつあります。


政府や行政になど頼ってはいられない。どうか各自が自分の身を守る努力をして下さい。それが、大事な人の身を守る事に、ひいては国を救う事になるのです。心からお願いしたいと思います。