す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

3月になりました

昨日、もう2月が終わってしまうのか!と、時が過ぎる速さにまた愕然としたのですが、本当に光陰矢の如しです。

以前は自分の生まれ月である3月が好きでした。自分の誕生日を始め、弟(長男)と義妹、それに祖父の誕生日があり、春という季節と相まって生きることの喜びを感じるものだったからです。

しかし、そこに弟(次男)の命日と義母の命日が加わってからは、生と死の両方を考える月となり、形あるものは皆、いつか必ず滅びるという世の無常をひしひしと感じる複雑な月となりました。

先日の日曜日は、母に面会した帰りにお墓参りにも行って来ましたが、それもまた生と死について深刻に考える時間となり、心身共に疲れてしまいました。

母の面会が終わって、車で待っていた義妹に「どうでした?」と聞かれましたが、私も弟も無言。言葉にできないってこういう事だなと痛感しました。ベッドのまま運ばれて来た母は、前回(コロナ明け)より元気と言えば元気でしたが、寝たきりの状態を元気とは言えませんでした。

施設は以前より厳しくなり、ビニール越しの上にフェイスマスクも着用。まさかノーマスクで来る人はいないでしょうが、外でノーマスクが増えてウィルスが野放し状態になれば、施設や病院はより厳しくならざるを得ないですね。

理不尽な事ばかりで、生きることにも希望を見い出せないような酷い世の中なので、生きるにしても死ぬにしても、十分に納得した明るい気持ちになれないのは寂しいことです。

せめて今を生きている人達の為に、自分ができる精一杯の事をして死んでいきたいと思います。

さて話は変わりますが、急に暖かくなりました。以前にも書きましたが、近年は春になるのが憂鬱です。すぐに梅雨になり、酷暑の夏が来てしまうから。

服の中でコートが一番好きな私としては、コートを脱がなければならないのも悲しい。

三寒四温と言いますが、この先の天気の長期予報を見ると、最高気温はだいたい15度以上、時に20度近い。気温差は大きくても、最低気温ももうそんなに下がりません。

実家の方も、冬は毎日最低気温が氷点下になるのですが、この先氷点下の予報はありません。

これは私の感覚からすると早すぎます。将来、一年の半分は猛暑日になるという予想もありますが、着実にそういう気候に向かっていますね。

というわけで、今年は大好きな厚手のコートも早々にしまいました。新調したのに一度も着なかったコートもあります。もうシーズンが終わってしまうと思うと、がっかり。

東京の場合、風をしっかり防げれば、厚手である必要もなくなってきたかもしれません。モコモコのコートが好きなのに、本当に残念です。

写真は今朝の朝焼けですが、撮影している時も全然寒くなくて、冷たく張り詰めた朝の空気が好きなのに、それももう終わったなと感じました。そんな3月の初日。