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ツブヤキニッキ

L.M.モンゴメリの本

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赤毛のアン』の作者、L.M.モンゴメリの『Jane of Lantern Hill』を読みました。読了記録にAmazon.jpのリンクを引用したら、手持ちの本の画像が出ませんでしたが、Amazon.ukで該当する画像を見つけました。


実はモンゴメリが『赤毛のアン』以外の作品を書いていた事を全く知らず、たまたま古本屋さんで見つけて読んでみたというわけですが、『赤毛のアン』を含め、モンゴメリの女の子シリーズは結構あるんですね。


『Anne of Green Gables』(8作)

『Emily of New Moon』(3作)

『Jane of Lantern Hill』

『Pat of Silver Bush』(2作)


などなど。他にタイトルに女の子の名前が付いていない作品も多数。


『Jane of Lantern Hill』も『赤毛のアン』同様、カナダのプリンス・エドワード島が舞台ですが、状況描写ではなく情景描写が多く、そういえば『赤毛のアン』もそうだったかなと。『赤毛のアン』の、駅からグリーン・ゲイブルスに向かう途中の桜の描写が素晴らしい(原文が)と思った記憶があります。


しかし、情景よりストーリーを重視する私にとっては、情景描写が多いのは退屈で、だいぶ飛ばし読みしました。自然に対するアン的な感覚は『赤毛のアン』だけで十分かなと。(苦笑)


でも、それがモンゴメリの作風ということなのでしょうから、他の作品も同様なのだろうと思います。


物語は児童書によくあるストーリー展開だと思いますが、いきなり突拍子もない事が起こったりして、結構突っ込みどころが満載です。話の半分くらいはお祖母さんにいじめられているし、なのにお母さんは全然助けてくれないし。それに突っ込みを入れながら読むのも、それはそれで面白いかもしれません。