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ツブヤキニッキ

義母の帰宅

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10日の夜に、お骨になった義母が帰って来ました。葬儀はありませんが、葬儀屋さん(お葬式をしなくても葬儀屋さんは必要です)が用意してくれた祭壇にお花を飾り、少しばかり賑やかにして迎えてあげました。


主人と義兄は、病院で遺体袋に入れられた義母に面会できました。密閉性の高い袋で、顔の部分だけが透明になっており、近くに寄って顔を見ることはできたそうで、そのような状態でも最後にお別れができたことは、僅かでも慰めになったかと。


実は最初、義母のコロナ感染について書くことは、かなり迷いました。しかし、全く会えないので詳しい状態を書く事は不可能でしたが、身近な事例を知らせる事により、自分は、自分の家族は大丈夫!と無意識にでも思っている方々に、もしかしたら少しでも危機感を持ってもらえるのではないかと考えた末でした。


医師には、高齢でもこれだけ頑張れるという「希望の星」だったと言われたくらいに頑張った義母。助かる事を信じていましたが、残念ながら力尽きました。コロナから生還できましたと書ける事を願っていましたが、本当に残念です。本人もさぞ無念だったと思います。


コロナは感染した本人はもちろんのこと、周囲の人々にも悲しく辛い思いをさせます。励ましてあげることもできない、死に目にも会えない、最後に会えるとすれば遺体袋越しで、火葬も立ち会えない。お通夜やお葬式もできません。これは若者でも高齢者でも関係がありません。


中にはお通夜やお葬式をする方もいらっしゃるでしょうが、コロナ禍でもあり、人が大勢集まることは避けねばなりません。


特に東京は、東京から地方にいくのも遠慮しますが、地方から東京に来てもらうのも迷惑だろうと思うので葬儀は諦め、家族のみで集まってお別れをしました。それもマスクは絶対に外さず、飲み食いも一切なしです。


義母には、痛みも苦しみもない世界で、ゆっり安らかに眠って欲しいと願います。


とにかく、コロナは悲惨です。残酷です。皆さんには、どうか気を抜かずに感染予防をして頂けますよう、心からお願いしたいと思う次第です。


何度も言っていますが、ウィズコロナなどと言っていたら、冠婚葬祭などずっとできません。そんな状況でいいわけがありません。たとえゼロにするのは不可能だとしても、ゼロコロナを目指すのが正しい対策だと思います。いつまでも周りにコロナがいたのでは、経済だって回りません。


ゼロコロナにするには、感染症の基本、海外からの水際対策の徹底、検査と隔離の充実、それと十分な補償をするしかないと思います。ワクチンを打ったからといって、コロナに罹らないわけではないのですから。1年も経って、何故それができないのか。第4波が懸念される今、まともな対策が為される事を切に望みます。


最後に改めて、皆さんの温かいお心遣いに感謝を申し上げます。ありがとうございました。