す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

イギリス英語とアメリカ英語

イギリス英語とアメリカ英語は違うというのはご存知と思いますが、それゆえ私のハリー・ポッターコレクションでは、イギリス版とアメリカ版の両方を揃えています。しかし、日本では両方が混在しているし、そこに和製英語が加わると厄介なことに。

最近、たまたまイギリスの小説を読む機会が多いせいで、そのあたりの問題に度々直面します。翻訳者がイギリス英語とアメリカ英語の違いを分かっていないのではないかと思われるミスがたくさんあるのです。さらには、イギリス英語でもない、アメリカ英語でもない、和製英語で考えているだろうというのも。

かく言う私もしっかり分かっているわけではありませんが、その訳では状況がおかしいとか、変な服装だとか、そう感じる時はだいたいそのあたりの問題なのだと思います。そこを間違えると、結局日本語の文章がおかしくなる。翻訳者には、例え具体的な違いを知らなくても訳した日本語のおかしさに気付いて、疑問を持ってもらいたいものです。

アメリカの小説ではあまり感じないのに、イギリスの小説になると俄然おかしな訳が増えて来るのは、現在の日本ではアメリカ英語が主流になっているせいかもしれませんが、最終的には英語云々ではなく、訳した日本語の文章に疑問を持てるかどうかだと思います。