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ツブヤキニッキ

虹の谷のアン

虹の谷のアン (完訳クラシック赤毛のアン 7)虹の谷のアン (完訳クラシック赤毛のアン 7)
(1999/11)
L.M モンゴメリー

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§…読書中…§

内容紹介
子どもたちの中に自分を見る母としてのアン。 アンの夢や希望は今、次世代へと繰り返されて・・・。自分の人生はもう終わったなどと、めったなことではいわないほうがいい。物語はもう終わりだと思ったころに、運命のいたずらな手がページをくって、ちがう章を見せてくれるものだ。


<Schazzie's Comment>

赤毛のアン』のシリーズはたくさん出ているけれど、【完訳クラシック赤毛のアン】シリーズの装丁が大人っぽくて気に入り、全巻揃えたはいいが、シリーズ途中で読むのを中断してはや何年?という感じ。最近なかなか面白い本にお目にかかれないので、お気に入りの全集物を読み返す日々。そういえば、『赤毛のアン』全集を読破していなかったことを思い出し、7巻目から再開することにした。

ただし、『赤毛のアン』の元気さはとても素敵だと思うけれど、こちらが疲れている時に読むと余計に疲れてしまうので、時期を選ぶ読み物でもある。読み始めからすでに登場人物たちのおしゃべりに圧倒されているし。そうそう!この人たちは噂話が大好きなんだったっけ。でも、ジェイン・オースティンの小説だって、エリザベス・ギャスケルの小説だって、面白いのはそういう噂話の部分だったりする。そういう部分が人間の人間らしいところなんだろうなと思う。

今現在の私にアンの元気さについていけるだけの体力があるかどうか・・・。ともあれ、ムーミンシリーズでどっぷり浸った北欧の静謐なイメージを離れ、生命力の溢れるカナダの自然と人間関係に飛び込んで行こうと思う。