す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

水切りヨーグルトと乳清(ホエイ)

先日、水切りヨーグルト(ドリップヨーグルト)というものを知り(今更なのかもしれないですが)、とにかく丸1日かけてヨーグルトの水分を抜いてクリーミーな状態にしてみたわけです。食べてみるとほとんどクリームチーズ的な・・・。なので、キリーのハーブ&ガーリック味のクリームチーズに似せた味付けにしてみました。

 

手間かけた割にはいまいち・・・(--;

 

普通にヨーグルトのまま食べたほうがいいんじゃないの?という過半数(家族2名のうちの半数)の冷静な意見に、そうかもねとがっかりしていたのですが、確かに、ヨーグルトのままでも十分だし、キリーのクリームチーズを食べたければ、それそのものを買ったほうが間違いない。

 

ネットのレシピなどを見てみると、だいたいがスイーツ系。辛党としてはおつまみ的な使い方にしたかったのですが、やはり甘いもののほうが合うみたい。はちみつやフルーツソースなどをかけて食べるというのがポピュラーなようです。水分を抜いたほうがクリーミーになって、濃厚な感じで美味しいと思うし、デザート感はありますね。ただ、さらに乳清を煮詰めてリコッタチーズにするらしいので、チーズ系に走った私もなまじ間違いではなかったなと。

 

そして水切りヨーグルトの後に残ったもの、それが乳清(ホエイ)なのですが、それをどうしたらいいのか?捨てずに使いなさいと誰かが言っていたので、なにげにとっておいたのですが、さてどう使ったらいいのかわかりません。

 

そこで調べてみました。

 

【乳清(=ホエイ)】にゅうせい

 乳清とは、牛乳から乳タンパクの主成分であるカゼインを除いたもの。水溶性のタンパク質や乳糖、水溶性ビタミン、ミネラル分をたっぷり含んでいます。英語で「ホエイ」ともいいます。

 何だか難しそう? でも身近な例では、ヨーグルトの上に溜まっている上澄み液があります。実は、あれも乳清なんです。

 チーズの作り方を例にとって、わかり易く説明します。

 チーズは、牛乳に乳酸菌とレンネット(牛乳を固める凝乳酵素剤)を加えて作りますが、こうすると、チーズ原料になる約15%の固形物(カード)と、黄緑色を帯びた85%の透明な水溶液に分かれます。この液体が乳清です。

 固形物=カードの方は、牛乳の主要なタンパク質であるカゼインが主成分で、チーズに加工されるのですから、当然栄養満点。ところが乳清の方は、チーズを作って残った副産物です。これまでは、あまり注目されずに、その殆どは廃棄されていました。ところが栄養の研究が進むにつれて、この地味な乳清が実はとても栄養価が高く、老若男女の人の健康維持に好ましい成分が含まれていることがわかったのです。

 

満腹ホルモンでダイエット効果も

 乳清の成分が秘めていた健康効果の内、まずは乳清タンパク質の力からお話しましょう。

 乳清中にはβラクトグロブリン、αラクトアルブミン免疫グロブリン、血清アルブミンラクトフェリンといったタンパク質が含まれ、これらはエネルギーや体を構成する成分として使われています。

 たとえば、長時間運動をすると、エネルギー不足になって、筋肉に蓄えられているタンパク質が使われます。すると筋肉がどんどん痩せてしまいます。また高齢者の場合は、食が細くなって栄養不足になり、からだの維持のために筋肉のタンパク質が使われ、筋肉が衰えていきます。そんな時こそ乳清タンパク質の出番。乳清タンパク質は、良質タンパク源として働いてくれるのです。スポーツ選手が好んで摂取しているホエイプロテインというのは、まさにこの乳清タンパク質のことなのです。

 また、ダイエット効果も期待できるようです。私たちは物を食べると、消化管からコレシストキニンというホルモンが分泌されますが、これが満腹感を脳に伝える信号物質だと言われています。乳清には、グリコマクロペプチドと呼ばれるカゼイン由来のペプチドが含まれており、このペプチドはコレシストキニンの分泌を促進させます。乳清が満腹感を与え、少量の食事でも満足できるというわけです。

 これだけではありません。乳清タンパク質には、他にもすごい力があります。それはアミノ酸のグルタチオンを増加させる効果があるということ。グルタチオンは活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があり、アルツハイマーの予防やガンの予防にもつながる成分です。

  

 
 
 

肌荒れを解消し美肌効果もあり

 乳清のことを知れば知るほど、世界一の美女・クレオパトラも実は牛乳風呂ではなく、乳清のお風呂に入っていたんではないかと思えてきます。乳清タンパクには抗炎症作用があり、肌荒れにも、その効果が期待できるのです。乳清配合の化粧品なども商品化されてきていますから、注目です。

 「ストレスがたまって、疲れが取れない」という人にも、乳清はおすすめです。βラクトグロブリン、αラクトアルブミンには、鎮痛・鎮静作用があり、対ストレスにも良いという研究結果が発表されているのです。また、睡眠誘発作用もあり、「なかなか眠れない」「眠りが浅い」などの症状にも有効です。

ストレスや睡眠障害は現代人の持病みたいなもの。乳清の力に期待大です。今やっと注目されだした乳清ですが、既に多くの商品が登場しています。乳清の力を試してみては?

 

引用:gooヘルスケア

 

皆さん、お分かりになりましたか?とにかく、乳清はとっても栄養があるものみたいです。捨ててしまっては非常にもったいないのです。常々思っていたことなんですが、生物の本能として母親が赤ちゃんに与えるものは全部良いもの、生きるために必要なもので、悪いものは一切ないのではないかと。

 

このまま飲む方もいるようですが、酸味が強いので甘味料などを入れたり、ほかの飲み物と合わせたりして加工して飲んだ方がいいみたいです。他に、肉料理に使うとお肉も柔らかくなるとか、乳清を入れてパンを焼くともちもちになるとか、お顔につけてもいいみたいですヨ。

 

私は明日にでも乳清を入れたトマトソースで鶏肉でも煮てみようかと思います。パサパサして嫌!と言われる胸肉も、とろけるくらいに柔らかくしてやろうじゃないの!ってな感じでしょうか。

 

上記のようなことは、お料理好きの方であれば周知の事実だろうと思いますが、今回私が目をつけた部分は、乳清に含まれる「ラクトフェリン」です。現在私は、毎月6千円近く出して「ラクトフェリン」を買っています。最初はテレビのCMを見てダイエットのために飲み始めましたが、これを飲んだだけで痩せるわけはないのです。分かってはいるけれど、藁にもすがる思いで、すぐ騙されます。痩せるどころか、実際は前にも増して太りました。おえっ!

 

しかし、かかりつけの医師によれば「ラクトフェリンは免疫機能を向上させる」とのことで、できれば飲んでいたほうがいいとのこと。仕事柄風邪が大敵、さらに副鼻腔炎もいつ起きるか分からない状態なので、免疫機能をアップさせることは大変良いことであると思い、全く痩せはしないものの当初の目的から離れて、健康のため、病気の予防のために飲み続けています。

 

その「ラクトフェリン」が乳清に含まれているわけです。だったら、毎日これ飲んだらいいんじゃないの?と安直に思ったわけです。例えば、1個100円のヨーグルトで1日1回作って、毎日飲んでも約¥3,000。たぶん毎日は作れないから、その半分としても¥1,500。

 

もちろん、乳清に含まれる「ラクトフェリン」の量がどれくらいなのか分かりません。私が飲んでいるサプリメントのほうは3粒(1日の摂取量)で「ラクトフェリン」が300mg。もっと価格の安いものだと、当然含有量は少なくなります。果たして、1日にどれだけ摂っていれば免疫機能向上に効果があるのでしょうか?

 

そのあたりを確認しないと何とも言えませんが、乳清はダイエットにも効果的とありますから、痩せるためにサプリの「ラクトフェリン」を飲んでみたいと思っている方は、まずお安い乳清で試してみてはいかがでしょう?ただ、ぐうたらな私にとっては、サプリのほうがお手軽で楽ちんではありますけどね。

 

ところで、乳清を抜いてしまったヨーグルトのほうの栄養分というのはどうなるのでしょうか?乳清が入っているからヨーグルトは身体にいいんじゃないのかな?と思いますが。乳清を抜いたヨーグルトを食べ、乳清を飲み・・・と思うと、そんな面倒なことをせずに、単純に普通にヨーグルトを食べるのが一番いいような気がしてきました。

 

私の場合、普通のヨーグルトならばプレーンのまま蜂蜜やフルーツソースなどの糖分を添加せずに食べられるので、全体として考えるとその方がいいような気がしないでもありません。それでもわざわざ別々にするメリットをどなたか教えて下さいませんか。