す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

1日遅れの誕生日プレゼント

f:id:schazzie:20210211224015j:plain

昨日(2/10)は主人の誕生日でしたが、骨折で入院中に院内でコロナに感染した義母の容体を毎日案じている中、本人がお祝いする気分でもないからと言うので、何もしませんでした。


去年の自分の誕生日を考えると、その気持ちはよく分かります。自分の誕生日なんてどうでもいい気分。「祝う」という言葉が全くそぐわない。


実は義母は超重症となり、転院した病院が中等症の病院だったので、2/3に再度重症用の病院に転院していたのです。前の病院では高齢だからとトリアージまで示唆され、もうダメなのかと思っていたのですが、今回転院した病院が、都内でも有数の感染症専門病院だった事もあり、適切な治療を受けられることになったのです。


それまで状態も詳しく知らされていなかったのですが、転院してから医師の詳しい説明もあったため、ここ2、3日が山だと言われながらも、気持ちは以前より落ち着きました。


それから1週間が過ぎた今日、病院から連絡があって、だいぶ回復して人工呼吸器も外せるようになったとのこと。知らせを受けた主人の嬉しそうな顔を見て、私もホッとしました。


適切な治療も受けられずに亡くなる方も多い中、たまたまとはいえ、感染症専門病院に転院でき、出来うる限りの治療をして貰えた事に心から感謝です。


骨折で入院して、コロナに院内感染するなんて運が悪いと思っていましたが、あるいは逆に運が良かったのかもしれません。今の日本の状況では、すぐに転院もできず、治療も受けられずに亡くなっていたかもしれないし、トリアージで見捨てられていたかもしれないのですから。


義母のことで、適切な治療がいかに大事かと改めて思った次第で、日本は一日も早く、皆がちゃんと治療が受けられる状況にしなければいけないと思いました。医療が崩壊していては、皆が安心して暮らせないし、通常であれば助かる人も助からないという状況、トリアージまで示唆される状況は、本当に酷すぎます。


義母はとりあえずコロナの危機は脱したものの、骨折で手術した脚の方が思わしくなく、しばらくは今の病院で治療を受ける予定で、いろいろ問題もあるのでまだ安心はできませんが、とにもかくにも、主人にとっては何よりの誕生日プレゼントになったのではないでしょうか。

天使のはしごに祈る

f:id:schazzie:20210202232647j:plain

今日は美しい「Angel's Ladder=天使のはしご」が見れました。「レンブラント光線」の事ですが、東京都内でも天使のはしごが!とニュースにもなっていました。


コロナで入院中の義母が、しばらく微熱の症状だけで元気だったのですが、今日病院から「熱が上がって肺炎になっているので、レムデシビルとステロイドを投与する」と連絡がありました。


院内感染してから2週間以上経つので、よく頑張ったし、もう大丈夫かと思っていたのに、この期に及んでという感じです。


かといって、私達にはどうすることもできない。そばに行って言葉をかけることも、手を握ってあげることもできません。たった一人で防護服を着た知らない人に囲まれ、一体どんな気持ちでいるのだろうかと、考えるだけで辛いです。


すぐに行ける距離にいるのに会うこともできず、何もしてあげられない。こんな残酷な事をいつまでもやっていてはいけないと強く思います。


昨年3月に亡くなった弟の一周忌が、今月末にあるのですが、東京からは来ないでくれと言われているので、これもまた涙をのむしかありません。


何度でも言いますが、ウィズコロナじゃダメです。感染ゼロを目指して行かなければ、希望も抱けないままに、失望と絶望のうちに社会も人の心も壊れて行きますよ。


何はともあれ、今は義母が危機を脱することを願うばかりです。今日は天使のはしごを見ながら、神様、仏様にただただ祈っておりました。


皆様もどうぞご無事で。