す も も の 缶 詰

ツブヤキニッキ

満月の夜

窓から満月が見えている。冴え冴えと。

月を眺めるのは心の安らぎだったけれど、今は悲しみが募るばかり。


冥王星探査機ニューホライズンズに私の名前を乗せた時、一緒に家族の名前を乗せた。もちろん弟の名前も。だから、いつか宇宙の彼方で会おうと弟との別れの時に呟いた。


月や星を見る度にその事を想い、早すぎた弟との別れに、胸が締め付けられる。

施設の母に春夏物送る

コロナの影響で届ける事が出来ずに、ずっと気になっていた母の春夏物の服を、施設の許可を得てようやく送ることができた。当初春物だけを準備していたのだけれど、届けられずにいるうち、5月になって急に暑くなって来たので、急遽夏物も追加。


ついでに、先月初旬にネットで予約したマスクがやっと届いたので、僅かだけれどもそのまま施設に寄付した。自分達はほとんど外に出ないのだから、なくても何とかなる。どうしても仕方がない場合は、アベノマスクもある。それよりも、危険な状況で日夜母を守ってくれている人達にマスクを届けたかった。


何もしてあげられなくて毎日心苦しく思っているので、せめてもの罪滅ぼし。「お母さん元気でいますよ」という言葉が、胸に刺さる。コロナが終息して会えるようになった時、私を覚えているだろうか?